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思いつきでTRPG・ボードゲームに関するブログはじめました. といってもクトゥルフ神話TRPG(Call of Cthulhu)に関することがほとんどだと思いますが. よろしくお願いします.
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CoCの本場はアメリカ.ということで技能の英語名を掲載します.

英語名    日本語名

という感じで並べています.英語名だと少し印象が変わるかも.
翻訳に役に立つかもしれません.

――――――
Fist/Punch        こぶし/パンチ
Kick            キック
Head Butt        頭突き
Grapple            組み付き
Throw            投擲
Handgun            拳銃
Rifle            ライフル
Shotgun            ショットガン
Submachine Gun    サブマシンガン
Machine Gun        マシンガン
Martial Arts    マーシャルアーツ

Spot Hidden        目星
Listen            聞き耳
Library Use        図書館
Dodge            回避
First Aid        応急手当
Psychoanalysis    精神分析
Psychology        心理学

Climb            登攀
Jump            跳躍
Swim            水泳
Navigate        ナビゲート
Track            追跡
Conceal            隠す
Hide            隠れる
Sneak            忍び歩き
Disguise        変装
Drive Automobile / Horses    運転
Pilot            操縦
Ride            乗馬

Locksmith        鍵開け
Photography        写真術
Craft            製作
Electrical Repair    電気修理
Mechanical Repair    機械修理
Operate Heavy Machine    重機械操作

Credit Rating    信用
Fast Talk        言いくるめ
Persuade        説得
Bargain            値切り
Other Language    ほかの言語
Own Language    母国語

Accounting        経理
Anthropology    人類学
Archaeology        考古学
Art                芸術
Astronomy        天文学
Biology            生物学
Chemistry        化学
Computer Use    コンピューター
Cthulhu Mythos    クトゥルフ神話
Electronics        電子工学
Geology            地質学
History            歴史
Law                法律
Medicine        医学
Natural History    博物学
Occult            オカルト
Pharmacy        薬学
Physics            物理学

――――――
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こんにちは,アノマロです.
 最近オンラインでのルールブック未所持の問題が何かと話題になってますね.
 実はルルブに限らず,クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションでは,参加者がどこまで準備をしていかなければならないかの認識の違いでトラブルになることが少なくありません.
 例えばスマートフォンしか持っていないプレイヤーが参加したところ,セッションが始まってからキーパーに「なんでパソコン使えないの言わなかったんですか!?」と怒られてしまった,なんてことはよく聞く話です.

 そこで,今回はクトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションでプレイヤーをやる前に,最低限必要なものと知識を紹介します.なお,この記事は古代生物が自分なりにまとめたものなので,人によってはそこまで必要ないと考える方もいらっしゃるかもしれません.しかし,これらを押さえておけば少なくとも準備不足によるトラブルを9割はカットできるかと思います.

 それでは,以下に必要なものを解説していきます.重要度の高いものから挙げていきますので,もしそれらが用意できないようなら事前にキーパーに確認しましょう.


【ルールブック】
 プレイするにあたり,最も重要なものはルールブックです.ルールブックにはキャラクター作成や各種判定など,必要な情報が纏められており,セッション中もページの参照を求められます.
 ルールブック未所持で参加することは,知り合いのキーパーならいざ知らず,誰でも募集しているセッション(いわゆる野良卓)では嫌がられます.特に未所持を隠して参加することは必ずトラブルになります.
 プレイ動画などでなんとなく「ルールのようなもの」はわかるかもしれませんが,実は細かいルールがいくつもあり,ベテランのキーパーでもルールブックを常に確認しながらセッションをしています.必ずルールブックを買ってセッションに参加しましょう.
 ルルブを買う前に体験してみたいという方は,初心者体験卓を探すか,知り合いに体験卓を開いてもらえるようお願いしましょう.



【パソコン】
 募集文に何も書かれていなければ,セッションはパソコンが使えることが前提です.スマートフォンからではどどんとふの機能をすべて使うことができず,セッションの進行に支障が生まれてしまいます.例えばスマホ用どどんとふ「ひよんとふ」ではキャラクターのコマを作成することができません(うろ覚え).
 しかし人によってはまだ高校生だからパソコンを買ってもらえない,なんて方もいらっしゃるでしょう.どうしてもスマートフォンで参加したい場合は応募するときに「スマホからの参加は可能ですか?」と一言添えましょう.

【Skype・ディスコード】
 ボイスセッション(通話をしながら行うセッション)では,かならずどちらかが必要になります.募集要項をよく確認し,あらかじめパソコンにインストールしておきましょう.

【どどんとふの使い方】
 セッションは基本的にはどどんとふを使って行われます.(最近はユドナリウムなんてものもありますが)
 どどんとふの使い方は解説している個人ブログなどがありますので,ググって調べてみてください.もしくは知り合いに聞くのがいいでしょう.
 例としてクトゥルフ神話やろうずwikiのどどんとふ指南forPLを紹介します.
http://seesaawiki.jp/trpgyarouzu/d/%a4%c9%a4%c9%a4%f3%a4%c8%a4%d5%bb%d8%c6%ee%20for%20PL

 使い方を確認したら,下のどどんとふ公式サーバのお試し部屋でいろいろ試してみましょう.
https://www.taruki.com/dodontof.html

【募集要項をしっかり読む】
 募集要項をしっかり読むことは大事です.例えば現代日本が舞台のセッションをやりたいのに,募集文を見落としていて1890年代のセッションに参加してしまった,なんてこともたまに聞きます.(古代生物も以前キャットゥルフを募集したのに,参加者に「キャットゥルフだと思わなかった!作り方わかりません!」と言われて困ったことがありました.)

【ルールブックを読む】
 実際にオフラインで集まって行うセッションでは,キーパーがルールブックを持っていれば,プレイヤーに必要なページをすぐに見せてあげることができます.しかし,オンラインではそうはいきません.円滑なセッション進行のため,プレイヤーはある程度ルールを把握していて,曖昧なところはすぐにルルブを参照できるようにしておかなければなりません.
 初めてプレイするなら最低限以下のページは読んでおきましょう.
  P28-38 イントロダクション
  P40-41 探索者の創造
 以下のページは,初めてのプレイまでに全部読むのは大変なので,いろんなセッションに参加するのと並行して,繰り返し読んでルールに慣れ親しんでおきましょう.
  P39~P98 探索者について,ルールと技能,正気と狂気

【推奨技能の確認】
 推奨技能不要論者過激派により粛清されました.

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 いかがでしたでしょうか.結構やることが多いですよね.
 でもこれらの準備をしていけば「初心者なのにすごいね!」と言われ,他ののプレイヤーと仲良くなれること間違いなしです.
 ちゃんと準備をがんばる人だと思われれば,周りの人も積極的に助けてくれるはずです.そうすればすぐにオンラインセッションを楽しめるようになるでしょう!

 それではよいTRPGライフを.

 ※もし「こういうことも事前に必要」と言うのがあればぜひコメントをお願いします.
こんにちは,アノマロです.
 前回は爆発物のダメージ計算の方法を解説しましたね.
 ダイナマイトはとっても強力! まとめてぶつければダゴンだって倒せちゃうかもしれない.…でもちょっと待ってください.ダイナマイトは時と場合を考えて,「ここぞ」というときに使わないと,身を滅ぼすかもしれません! または,むやみに使って同卓プレイヤーやキーパーにも嫌われてしまうかもしれませんよ.
 そこで今回は古代生物が考える「紳士的なダイナマイトの作法」についてお話します.もちろん,これはマナー論なので何が正解というものはありません.あくまで古代生物の意見として語らせていただきますので,参考にでもしていただければ幸いです.


【ダイナマイトの基本性能のおさらい】
 ルルブ掲載のデータなのでここには載せられませんが,ダイナマイトが爆発すると正味15点くらいのダメージを撒き散らします.敵が密集していれば一網打尽にできるし,大量に投下すれば装甲10点や20点の神話生物も一撃で倒せる可能性があります.ふさがっている道や鍵のかかった扉も爆破することができるし,家や洞窟の中にいるボスを外から爆破して押しつぶすことも可能です.


【ダイナマイトの難しいところ】
 このように強力な性能をしているため,
「戦うことを想定していなかった敵を倒してしまう」
「敵と対峙して戦闘や交渉になるはずが,イベントもろとも爆破されてしまう」
「シナリオ序盤で顔見せのつもりで登場した黒幕が,なんか怪しいという理由だけで爆破されてシナリオが終わってしまう」
 など,様々な悲劇が起こってしまう可能性があります.こんな想定外のことをされてもセッションを立て直せる熟練のキーパーならばいざ知らず,ふつうのキーパーにとってはたまったものではありません.せっかく用意していた面白いイベントも全ておじゃんになってしまいます.


【火薬中毒の末路】
 ダイナマイトを使い始めると,その魅力に万能感を憶えるかもしれません.怪しい奴を見つけたら爆破すればいい,怪しい家を見つけたら爆破すればいい.確かにそれでセッションはエンディングを迎えることができるかもしれません.しかしそれでは爆破した本人は面白くても,他のプレイヤーやキーパーはつまらないでしょう.なにより,最初から爆破してしまうのでは,どんなシナリオも同じになってしまいます.


【キーパーに持ち込んでいいか尋ねる】
 まず,初めてのキーパーが相手の時は,ダイナマイトを持ち込んでいいか訪ねましょう.キャラクターシートにダイナマイトを書き込んだだけで気を悪くするキーパーさんもいます.(NGならキャラシ弾けばいいじゃん,は通用しないのです!)あまり卓を囲んだことのないキーパーさんのところに行くときは,その方のCoC観がわからないので聞いたほうがいいでしょう.そうすることで無用のトラブルを避けることが出来ます.


【一度許可してくれたキーパーにも注意】
 ダイナマイト中毒者はダイナマイトが使える卓に飢えています.ひとたびダイナマイトに寛容なキーパーだとわかると,その卓に足しげく通い,好きなだけダイナマイトを使おうとします.しかし,ダイナマイトを許可する=無闇やたらと使っていいというわけではありません.調子に乗ると,キーパーはうんざりしてしまうでしょう.


【不思議空間クローズドに持ち込まない】
 ダイナマイトが使いたいならあなたが行くべき卓はそこではありません.


【セッションの序盤の探索で使わない】
 セッションは,序盤から段々と盛り上がっていき,クライマックスで最高潮を迎えるのが普通です.もし序盤でダイナマイトを使ってイベントをもろとも吹き飛ばしてしまえば,後はそこから盛り下がっていくか,セッションが終わってしまうかです.だからこそ,序盤・中盤ではダイナマイトをぐっとこらえ,終盤の一番盛り上がる「ここぞ!」というときに使うのがベストでしょう.


【安易な腹マイトは面白くない?】
 おなかにダイナマイトを巻きつけて決死の覚悟で突っ込んでいく戦法.命と引き換えに強敵を葬り去るので盛り上がること間違い無しなのですが…
 安易な腹マイトが面白くない理由は,探索者がそれをやる理由に乏しいのが原因です.当然ながら腹マイトをやると死んでしまうため,普通はそんな戦法を選びません.やるとしたら,
  ・このままでは自分が死ぬので相手を道連れにしたいと思ったとき
  ・その方法でしか仲間や家族を守れないとき
  ・狂気におちいったとき
 とこんな感じでしょうか.こういった「自爆するに足る理由」があるとき,腹マイトは輝くのです.


【ダイナマイトを使うべき時はいつか?】
 逆にダイナマイトを使っても他プレイヤーやキーパーから好意的に受け取られる可能性が高いのはいつでしょうか.古代生物が考えるのは以下のような場合です.

  ①ちゃんとした戦闘イベントのとき
  ②クライマックス
  ③罠として使うとき
  ④探索を終えた建物を爆破するとき

 ①ある程度の長さのシナリオの場合,中盤に戦闘イベントがある場合があります.戦闘となれば,ダイナマイトを許可したわけですから,キーパーはもちろん使われることを想定しているでしょう.
 ②クライマックスの後はエンディングが待っているだけなので,どういう結末を迎えようがキーパーがシナリオの立て直しに苦悩する必要はありません.派手に決めましょう.
 ③ダイナマイトを使った罠を仕掛けるばあい,罠がどうなるかはある程度キーパーがコントロールできるのでストレスも軽いでしょう.
 ④カルティストの家や邪悪な遺跡の探索を終えた後は,爆破しても構いません.逆に探索する前に外から爆破してしまうのは紳士的ではありませんよ!


【本当にロールプレイとして正しいのか考える】
 爆破や腹マイトをしようとするとき,ちょっと立ち止まって考えてみてください.クトゥルフ神話TRPGは探索者のパーソナリティに沿ってロールプレイをするゲームです.
 探索者は敵の陰謀が明らかになってこないうちに,いたずらにダイナマイトを使う爆破狂のような性格なのでしょうか? もし仮に無計画にポンポンダイナマイトを投げるような性格なら,セッションが始まる前に警察に捕まっていることでしょう.
 探索者はちょっとした障害が現れただけで自分の命を犠牲にして道連れにしてしまうような性格なのでしょうか? もし仮にそうなら,セッションが始まる前に死んでいます.
 本当にそのような行為が探索者のパーソナリティとして合っているのか考えるべきです.


【さいごに】
 ダイナマイトが歓迎されるのは,敵の陰謀を暴き,邪悪な儀式を止める為,または恐ろしい異界のクリーチャーを倒す為,戦う決意をしたときです.使うべきときでないときには控え,ここぞというときに使う,そういった紳士的なダイナマイト使いになりたいものです.
 あと私と卓を囲んだ人で,「俺が火薬中毒になったのはお前のせいだ古代生物!」という方.本当に申し訳ありませんでした.お詫びに腹マイト自決します.


こんにちは,アノマロです.
 みなさんはCoCでダイナマイトって使ったことありますか? 現代日本をメインにプレイしている人にはなじみが少ないかもしれませんね.
 1920年代が舞台のシナリオでは簡単に手に入れることが出来,威力が大きく非常に重宝するダイナマイトですが,実はけっこうルールを勘違いしている人も多いのです.ということで,今回はダイナマイトなど爆発物が引き起こすダメージのルールについて解説します!


【※解説の前に】
 TRPGのルールをいたずらにwebに掲載してしまうのは良くありません.なぜならルールブックを買わなくてもネットで検索するだけでゲームが出来てしまうからです.キャラクターの作成方法なんかはネットにあふれていて今更な話ですが,今回はニッチな話なのでルールをそのまま解説しません.
 したがって,今回はダイナマイトのデータを以下のように変更して説明します.

ダメージ4D6/1m, ラウンド1/4回

 本当のデータはルールブックを見て確認してください.


【爆発ダメージの構成】
 爆発物によるダメージがどう処理されるかは,負傷のスポットルールに掲載されています.それによると,爆発物は「ダメージ」と「影響半径」を持っていて,範囲ダメージを引き起こす武器ということになります.ダイナマイトですと,

 4D6(ダメージ)/1m(影響半径)

という感じで,スラッシュの前が威力,スラッシュの後が影響半径になります.
 ではこのダイナマイトは影響半径にしたがって周囲1mに4D6のダメージを引き起こすのでしょうか? …いいえ,実はダメージが発生する範囲はもっと広いのです.


【影響半径】
 この影響半径が何を意味するのかは負傷のスポットルールで詳しく説明されています.それによると,「爆発物のダメージは影響半径ごとに1D6減少する」のような趣旨のことが書いてあります.つまりダイナマイトのダメージは影響半径である1mごとに4D6,3D6,2D6…というように減少していきます.わかりやすく書くと以下のようになります.

 ~1m  4D6
 ~2m  3D6
 ~3m  2D6
 ~4m  1D6

 こうしてみると爆風は影響半径の4倍の距離まで到達するんですね.<投擲>でダイナマイトを投げる場合は相手との距離を5m以上取る必要がありそうです.



***ちゅうい,ここから難易度が上がります***



【ダイナマイトが2つ同時に爆発すると】
 ただでさえ威力の高いダイナマイトですが,2本同時に爆発するとどうなるのでしょうか.4D6の2倍で8D6? …いいえ,実はそうではありません.爆発物の量が増えた場合の威力がどうなるのかも負傷のスポットルールにちゃんと書いてあるのです!
 それによると,「爆発物の量が2倍になると,威力と影響半径は××倍になる」とあります.あ,これもwebでルール解説をするときの配慮ということで.本当の倍率は明かせませんが,仮に以下のよう書いてあったとしましょう.

 「爆発物の量が2倍になると,威力と影響半径は1.2倍になる」

 つまり2つのダイナマイトが同じ場所で同時に爆発した場合,引き起こされるダメージは[4D6×1.2]ということになります.例えば4D6をロールして15が出た場合,ダメージは[15×1.2=18]となります.
 そしてダイナマイトが2倍であるため,影響半径も1.2倍になります.[1×1.2=1.2]なので,半径1.2m以内に[4D6×1.2]点のダメージが発生します.つまり距離ごとのダメージは,

 ~1.2m  4D6×1.2
 ~2.4m  3D6×1.2
 ~3.6m  2D6×1.2
 ~4.8m  1D6×1.2

となります.CoCは小数点以下の細かい距離は扱わないことが多いので,最終的には切捨てて

 ~1m  4D6×1.2
 ~2m  3D6×1.2
 ~3m  2D6×1.2
 ~4m  1D6×1.2

となります.…難しいですよね?
 一回読んだだけではわかりづらい方もいると思いますので,これとルールブックを何回か読んで頑張ってみてください!


【じゃあ3つ同時だとどうなるの?】
 3つ同時の計算は難しいんですよ.2倍のときの計算方法は載ってるのですが3倍は載っていません.逆に4倍は簡単です.威力を2倍にして,更に2倍にすれば4倍になりますからね.つまり4倍の場合,

 ~1×1.2×1.2m   4D6×1.2×1.2
 ~2×1.2×1.2m   3D6×1.2×1.2
 ~3×1.2×1.2m   2D6×1.2×1.2
 ~4×1.2×1.2m   1D6×1.2×1.2

とこのようになるので,計算すると

 ~1.44m  4D6×1.44
 ~2.88m  3D6×1.44
 ~4.32m  2D6×1.44
 ~5.76m  1D6×1.44

となります.距離の小数点以下は切り落として使いましょう.


【どうしても3つ同時に爆発するときの計算がしたい!!!】

 爆発物の個数がXのときの威力に掛ける倍数をYとした場合,ある正の数tに関して

  X=2^t
  Y=1.2^t

が成立する.それぞれの式の両辺の常用対数を取って,

  log(X)=t*log(2)
     log(Y)=t*log(1.2)

tを消去してYについて解くと

  Y=10^({log(1.2)/log(2)}*log(X))

これで計算できますね.
 爆発物が3個の場合はXに3を代入してください.
もちろん1.2という数字は偽者なのでルールブックの負傷のスポットルールを参照してください.
 エクセルなどを使えばダイナマイト100が爆発したときの計算も出来ます!


【最後に…】
 どうでしたか.クトゥルフ神話TRPGでもなかなか知られていない爆発物の計算ルールでしたが,参考になりましたでしょうか.
 ダイナマイトは神話生物から身を守る上で非常に強力な武器になります.と,同時にその強力さゆえに敵があっさり死んだりファンブルして自爆してしまったりと,セッションを吹っ飛ばしてしまう可能性を秘めています.
 次回はダイナマイトの便利な使い方や,セッションを吹っ飛ばしてKPに嫌われないための方法などお話しようかと思います.


こんにちは、アノマロです。

 皆さんはCoCでNPCと話をするとき、困った困ったことはありませんか?
 何を聞いたらいいかわからなくなって頭が真っ白になったり、不用意な発言で相手を怒らせてしまったことはありませんか?
 そんな聞き込みが苦手な人のために、NPCと話をするときのポイントをキーパーの視点からまとめました。
 ただ、NPCのプレイの仕方はキーパーによって千差万別です。現実と同じようにNPCとの会話に正解などはありません。
 ですので、今回は古代生物がキーパーをするときを基準にお話しさせていただきます。


[NPCと話をするときのポイント]
・挨拶、自己紹介
・「キーワード」で質問する
・自分の「体験」を話す
・丁寧な態度のロールプレイをする
・追及のしすぎに注意
・黒幕に「お前が黒幕だな」と言うとどうなるか


---解説---
【挨拶、自己紹介】
 初対面のNPCには挨拶と自己紹介をするのがいいでしょう。難しいことはありません。
 「挨拶と自己紹介をして○○について尋ねます。」
 と、このように言えばいいのです。
 え、必要ない? 逆の立場で考えてみてください。探索者が図書館で本を読んでいたら、知らないNPCが突然「昨晩どこで何してた?」と聞いてきます。探索者が次に言う言葉は「誰だお前」ですね。

【「キーワード」で質問する】
 ひとつ前の記事で、「キーワードを聞く」という項目があったと思います。これまでの調査で出てきた事件、人物、場所、アイテム、本、などについて聞いてみましょう。
 聞き方は「○○について知らないか聞きます」で構いません。

【自分の「体験」を話す】
 探索者は調査を通じて様々な神話的現象に遭遇している可能性があります。
 例えば、トランペットを吹いたら死人が動き出した、とか。そういった体験を話したら、何かNPCがコメントをくれるかもしれません。(ちなみに死人が動き出すトランペットが出てくるシナリオでは無意味です。)

【丁寧な態度をロールプレイをする】
 敵を拘束して尋問するときでもない限り、いたずらにNPCに失礼な態度をとるメリットはありません。
 基本ルールブックのプレイの例のような、行動宣言型のロールプレイなら問題はありません。しかし、セリフを話すような演技型のロールプレイの場合は注意が必要です。
 特に多いのがディレッタントや教授などの地位が高いキャラクターの演技をする場合です。キャラ付けのために、年上にもタメ口で話したり二人称が「貴様」だったりしませんか?
 どうしてもそう言うキャラ付けがしたい場合は、仲間にだけ尊大な態度をとり、NPCにはジェントルな態度を取れるようなクレバーさを演出しましょう。

【追及のしすぎに注意】
 相手を責めるような質問をし続けていると、逆上されてしまうかもしれません。
 あるひとつのことを聞いて、交渉技能を使っても聞き出せない場合、そのNPCは本当に何も知らないか、絶対に話すつもりがないか、交渉材料が足りていないかです。
 時間がもったいないので、別の場所や人から情報を集めましょう。

【黒幕に「お前が黒幕だな」と言うとどうなるか】
 よく考えたらわかることなのですが、意外とやってしまう人が多いです。
 これを言うだけでもヤバいですが、追い討ちをかけるように黒幕である証拠を突き付け始める場合もあります。
 そうするとこれはもうクライマックス直行ですね。
 もちろんシナリオの流れ上、面と向かって相手の悪事を暴く必要がある場合もあります。
 その場合はしっかりと準備をしてからかかりましょう。
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