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思いつきでTRPG・ボードゲームに関するブログはじめました. といってもクトゥルフ神話TRPG(Call of Cthulhu)に関することがほとんどだと思いますが. よろしくお願いします.
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PART2「やってみること」
 シティ探索で迷ったらやってみることのアイデアをリストにしました.それぞれの解説は下の方に記しています.もちろんこれらの全てをやる必要はなく,シナリオの内容によって何をやるべきか優先順位をつけてください.

・キーワードをリストアップする.
・NPCにキーワードを投げかける
・手に入れたアイテムを使ってみる
・手に入れた本を読み進める
・既に調べた場所に時間をずらして行ってみる
・怪しい場所・人物を監視する.
・時間を経過させる

---解説---
【キーワードをリストアップする】
 これはクトゥルフ神話TRPGで探索をする上で最も重要なことです.調査をする中で知った「人物」「場所」「団体」「アイテム」「本」などの名前をキーワードとしてメモしておきましょう.余力があれば名前の横に概要を少し書いておくと後で見返しやすくなります.記憶力の良い方は必要ないかもしれません.
例)韮崎:石坂が調べていたカウンセラー
  リロイのトランペット:変な形してた

【NPCにキーワードを投げかける】
 NPCはそれぞれ情報を持っていますが,聞かれなければ話しようがありません.思いがけないNPCが思いがけない情報を知っているかもしれないので,積極的に「○○について知りませんか?」と聞いてみましょう.

【手に入れたアイテムを使ってみる】
 例えば,導入で手に入れた双眼鏡を誰かが覗かなければシナリオが進まない,なんてことがあるかもしれません.

【手に入れた本を読み進める】
 分厚い本なんかは,読むのに時間がかかるのでつい読み進めるのを忘れてしまいます.忘れっぽい性格ならあらかじめキーパーに「毎日○○時間読み進めます」と事前に宣言しておくといいでしょう.

【既に調べた場所に時間をずらして行ってみる】
 一度調べた場所にはもう情報がないと思いがちです.特に,夜にだけ神話生物が出現するなんてことは良くあるので,迷ったら試してみましょう.

【怪しい場所・人物を監視する】
 どのシナリオとは言いませんが,基本ルールブックにも「怪しい人物の家を見張る」ことが前提のシナリオがあります.NPCが事件の黒幕と密かに会っていることが推測される場合,夜まで家を見張るのがいいでしょう.もちろん無駄足の可能性もありますが.

【時間を経過させる】
 実は最も有効かもしれないのが,とりあえず何もしないということ.○日目にならないとこのイベントが起きない,なんて良くある話です.ただ稀に時間制限があるシナリオもあるので注意が必要ですね.もうぶっちゃけてキーパーに「時間制限ありますか?」って聞いてしまった方がいいでしょう.ただしこういう質問を嫌がるキーパーもいるかもしれないので「なるべく申し訳なさそうに聞く」のがポイントです!
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PART1「行くべきところ」
 シティ探索でまず行くべきところのアイデアをリストにしました.それぞれの解説は下の方に記しています.もちろんこれらの全てに行く必要はなく,シナリオの内容によってどこに行くべきか優先順位をつけてください.

・事件現場
・当事者の家(犠牲者・加害者など事件に関わった人)
・当事者の職場(またはよく足を運ぶ場所)
・加害者が収監されている場所
・目撃者
・警察署
・検死官
・新聞社
・図書館


---解説---
【事件現場】
 何か事件の調査をする場合,事件の現場に行くのは当たり前ですよね.しかし,テンパってるとこんな簡単なことさえ思いつかないこともあります.事件現場そのものを調査するシナリオ(悪霊の家など)の場合,ここは後回しです.

【当事者の家】
 意外と見落としがちな被害者・加害者の家.家族や本人の部屋などから情報が得られる可能性が高いです.

【当事者の職場(またはよく足を運ぶ場所)】
 ほとんど自発的には出てこない「職場へ行く」という発想.海外産のシナリオだとよく情報が出ます.当事者が学生の場合は学校やバイト先に行くといいでしょう.

【加害者が収監されている場所】
 逆にこれは意外と思いつくことが多いです.加害者はよく留置所や精神病院に収容されています.でもなかなか会うためにハードルが高いんですよね.(<信用>や<法律>を要求されることも.)

【目撃者】
 気軽に会いに行けて,気軽に情報をくれるのが事件の目撃者です.目撃者の探し方は,聞き込みをするという手もありますし(多分<幸運>判定になる),新聞記者などは既に目撃者にインタビューしている可能性が高いので聞きに行ってもいいでしょう.

【警察署】
 クトゥルフプレイヤーの間でまことしやかに噂される「クトゥルフの警察は無能」という都市伝説.いや,実際事件解決のために動いてはくれないことが多いですが,彼らの持つ情報はなかなかのものです.日なたを歩ける探索者は積極的に話を聞きに行きましょう.1920年代のシナリオでは警察に行かないとベリーハードモードになってしまうものもあります.

【検死官】
 初心者はまず思いつかない「犠牲者の検死結果を聞きに行く」という行為.医学に自信のある探索者は是非行ってみましょう.

【図書館】
 最近は一時期よりもシティシナリオの募集が増えてきたため,「シティで迷ったら図書館」というセオリーをご存知の方も多いと思います.ただし油断は禁物.何となく図書館に行って「<図書館>振りたいです」と言うと「何についての本を探すのですか?」という質問が降りかかってきます.図書館に行く前に,今までの調査で出てきたキーワードをおさらいして,何について調べるのか決めておきましょう.

【新聞社】
 新聞記者は探索者たちよりも早く事件を調べ始め,多くの情報を既に持っているいわば「調査の先輩」にあたります.是非活用しましょう.
皆さんはクトゥルフ神話TRPGでシティシナリオをプレイしていて困ったことはありませんか? プレイヤーをしていて,導入が終わった途端いきなり街に放り出されて「さあ自由に探索してください」と言われ,どうしていいかわからなくなったり.逆にキーパーをしていて,プレイヤーが全然やりたいことを思いついてくれなくてセッションが停滞してしまったり.そんなことはありませんか?

 実はこれはキーパーが不親切なわけでも,プレイヤーの察しが悪いわけでもありません.シティ探索への「慣れ」の問題なのです.アノマロもそうでしたが,シティが好きな人はシティばかりやってるので自然と探索のセオリーのようなものが出来上がってくるんですね.(そもそも不思議空間で謎解き脱出するクローズドは日本のオンセ特有の文化なので,リアル卓から始めた場合触れたことすらない人も多い.)そうしたセオリーがあるからこそ,シティしかやらない人は「このくらい思いつくだろう」というノリでシナリオを書くんです.

 困ったことに,実はクトゥルフ神話TRPGの基本ルールブックやサプリに載っているシナリオも「シティしかやらない人が,このくらい思いつくだろうというノリで作った」シナリオがほとんどです.まあ,アメリカ本国には謎解き脱出系クローズドがほぼ存在しない(未確認)ので当たり前のことなんですが.なのでサプリのシナリオは「難しい」と言ってKPやPLから割と敬遠されがちです.でもそれは勿体無い! これらのシナリオはとても面白いものがたくさんあるからです!

 そこで,シティ初心者のために,あるいはシティでいつも途方にくれてしまう人のために,アノマロが「シティ探索で役に立つやることリスト」を作ります.セオリーとしてとりあえず行くべきところ・やるべきことが書いてあるので,見れば探索でまず何をすればいいのかがわかるはずです.
 次回はパート1,「行くべきところ」です.
CoCにキャラクター演技は必須ではありません.基本ルールブックのプレイの例を見てもわかるとおり,どのプレイヤーもキャラクターになりきって発言してはいません.

 しかしながら,日本ではキャラクターになりきって演技をするプレイヤーが多数派になっています.これはなぜなのか,という理由探しは置いといて,

 私もキャラクター演技を多用するタイプのプレイヤーです.
 キャラクター演技のいいところは,演じているキャラクターがどのような人格なのか,端的に表現できるというところですね.あと単純に楽しい.

 ただこのキャラクター演技,だらだらと長くやるのはセッションの長時間化を招いてしまいますし,なにより乗れない人にとってはただただ寒いだけなので,避けた方がいいと思います.

 重ねて言いますが,CoCではキャラクターになりきって会話する必要は全く無いのです.CoCをやりに着たのに,セッションが始まってみたらなりきり会話を延々と繰り広げていて,たまに目星を振るだけ,となっては悲しむ人もいるでしょう.

 そういう「間違い」を避けるためにも,キャラクター演技をがっつりやる卓には「RP重視」とでも書き,そういうのが好みの方はそういう卓を探すべきでしょう.
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